アフラックの終身保険「どなたでも」補償内容と評判をFPが解説

保険に入る時につきものなのは、健康状態の告知。

治療中の病気がある場合や完治して間もない場合、その病気の種類によっては保険に入れない事もあります。

ところが、アフラックの「終身保険どなたでも」は健康状態の審査が全くありません。

そこで、ここではそんなアフラックの「終身保険どなたでも」の特徴と評判、そしてメリット・デメリットを以下のポイントでお話します。

特徴

1、無選択(別)型
2、死亡を一生涯保障
3、満40才~満80才まで
4、保険料を1,000円単位で選択
5、災害死亡保険金は病気死亡保険金の4倍
6、保険料は年払い、半年払い、月払いから選択
7、掛け捨てではない
8、リビング・ニーズ特約の付加が可能

メリット

1、健康状態の審査なし
2、加入可能な年齢範囲、上限が高い
3、少ない保険料で契約可能
4、保険料は一般生命保険料控除の対象
5、災害死亡保険金
6、リビング・ニーズ特約

デメリット

1、割高な保険料
2、保険料が保障を上回る?
3、加入可能な年齢範囲、下限が高い

では順に、それぞれの特徴についてお話します。

特徴

特徴を把握するに当たって、特に保障の時期に関しては具体例を挙げて説明する方が分かり易いと思います。

重要なポイントを表1にまとめました。

例)

・被保険者の誕生日…8月31日
・申込が完了した日(アフラックが申込書を受領した日)…8月21日
・保険料は月払い

表1

申込が
完了した日
契約日 責任開始期(保障を開始する時期)  

第1回
保険料
払込日

契約日から
2年後となる日
①「責任開始期に
関する特約」付加
8月21日 9月1日 8月21日 9月27日 2年後の
9月1日
②「責任開始期に
関する特約」なし
8月21日 10月27日 10月27日 10月27日 2年後の
10月27日
③申込が完了した
日を契約日にする
8月21日 8月21日 8月21日 9月27日 2年後の
8月21日

無選択(別)型


アフラックの「終身保険どなたでも」は書類で申込みますが、その際、健康状態について書く書類はありません。

健康状態の審査は一切不要です。

死亡を一生涯保障

病気・事故問わず被保険者が死亡した時に、死亡保険金がおりる保険です。

保障期間は一生涯です。

但し死亡の原因や時期によって、支払われる死亡保険金額が以下のように変わります。

・契約日からその日を含め2年以内に病気で死亡した場合

…払込んだ保険料相当額

算出方法は、月払い保険料×被保険者が死亡した時までの経過月数

保険料を半年払いや年払いしている場合も、割引のない月払い保険料を適用

・契約日からその日を含め2年を経過した日の翌日以降に病気で死亡した場合

…契約日に定めた死亡保険金額

・不慮の事故または所定の感染症で死亡した場合

…契約日からの経過年数に関係なく、契約日に定めた死亡保険金額の4倍の災

害死亡保険金額

という事は、「契約日」がとても重要になりますよね。

ところが!

表1をご覧下さい、「申込が完了した日」が同じ8月21日なのに、なんと、契約日が3種類になっていますね。

なぜでしょう?

そこで、「契約日」の定義について解説します。

申込時に特に指定しなければ、契約は表の①に該当します。

つまり契約日は、申込が完了した日のある月の翌月1日になるという事です。

「責任開始期に関する特約付加」とありますが、初めから付いています。

従って表の②にしたい場合には、申込書の該当箇所に記入して、わざわざ責任開始期に関する特約を外してもらう事になります。

例えば、翌月はやりくりが大変だから、保険料の支払いを翌々月からにしてほしいとかいう事でしょうか?

しかし申込みが完了した日の関係で、例えば月の○日までだと保険料の払込が翌月から始まるという事があるかもしれません。この点は加入時にご確認下さい。

それと、この場合は契約日がかなり遅れてしまいますので、後々、死亡保険金に大きく影響する事をお忘れなく!

表の③は申込みが完了した日を契約日にするという事ですね。②と逆の発想です。

この場合も、申込書にその旨チェックする箇所があります。

こちらも表の②と同じく、申込みが完了した日の関係で、第1回保険料の払込が当月からになるかもしれません。ご確認下さい。

尚、責任開始期に関する特約を付けたか付けないかで保険料が変わるという事はありません。

満40才~満80才まで

満40才~満80才までの方が加入できます。

これについても重要な説明があります。

「満年齢」とはいつに時点での満年齢なのかという事です。

答えは、契約日の時点です。

表1は、被保険者の誕生日が8月31日の例です。

申込日が完了した日は8月21日ですが、特に何も指定しなければ、契約日は表の①のように9月1日になります。

つまりこの被保険者は、契約日には申込が完了した時より1才年を取っている事になります。

これは大問題です。

なぜなら、保険というのは年齢によって保険料や保障額が変わってしまうからです。

従って保険料や保障額がいくらなのかを確認する時は、契約日の時点での満年齢で確認しなければなりませんが、1才年を取ると不利になりますので、この辺はぬかりなく!

これを避けるために、表の③の方法が設けられているという訳です。

保険料を1,000円単位で選択


アフラックの「終身保険どなたでも」は、月々の保険料を1,000円単位で選びます。

年齢によっても異なりますが、最も安い金額は2,000円です。

その保険料と年齢で、死亡保険金(災害死亡保険金)が決まります。

保険料が固定なら被保険者の年齢が若い方が死亡保険金は高くなりますので、表の③

になるように申込書に記入しましょう。

災害死亡保険金は病気死亡保険金の4倍

不慮の事故または所定の感染症で死亡した場合、災害死亡保険金が支払われます。

金額は、病気死亡の金額、つまり契約している死亡保険金の4倍です。

病気死亡の場合、契約日から2年経っていなければ死亡保険金が削減されます。

しかし災害死亡保険金は、契約日からの経過年数によって金額が変わる事はありません。

保険料は年払い、半年払い、月払いから選択

保険料の払い方は、年払い、半年払い、月払いから選択できます。

口座振替のみならず、クレジット払いもできます。

選択肢が多いのは嬉しいですよね。

また、更新型と違い保険料もずっと変わりません。

保険料の前納もでき、その場合、保険料の割引があります。

仮に10年分を前納した後8年経過して被保険者が亡くなった場合、或いは保険を解約した場合には、2年分の保険料は戻ってきます。

掛け捨てではない


アフラックの「終身保険どなたでも」は掛け捨てではありません。やむを得ず解約する事になっても解約返戻金があります。

保険が成立すると保険証券が送られてきますが、そこに解約返戻金が例示されています。

リビング・ニーズ特約の付加が可能

リビング・ニーズ特約というのは、余命6ヶ月以内と判断された時に、死亡保険金の一部または全部を被保険者の生存中に受取る事ができるという特約です。

この特約を付けても、保険料が高くなる事はありません。

死亡保険金の一部というのは、3,000万円が限度という意味です。

請求時には、医師が記入した診断書を提出して下さい。

それによってアフラックが判断する形になります。

請求は、被保険者本人以外に指定代理請求人が行う事もでき、その場合、契約者や被保険者には通知されません。

指定代理請求人はいつでも設定できますが、保険に入る時に設定するのが楽ですよね。

しかし、リビング・ニーズの請求にも、契約日から2年経過した日の翌日以降という制限が設けられています。この点だけ注意して下さい。

評判

この保険を選んだ人のご意見の、主なものをご紹介しますね。

・がん保険の評判が高いので、アフラックの保険というだけで安心感がある。
・災害死亡保険金が多いのが気に入った。
・健康の審査が無いので加入できて良かった。
・掛け捨てではないのが安心。
・他社の同じような保険と保険料を同じ位にして比較すると、決してアフラックが1番保障が大きいわけではない。
・契約日から2年経つ前に病気で死亡した場合の保障が少ないのが心配。

メリット


健康状態の審査なし

なんと言っても、健康状態の審査がない事です。

いままで病気が原因で保険に入れなかった人の希望ですね。

この保険なら、年齢制限に引っかからなければ、入る事ができますね。

加入可能な年齢範囲、上限が高い

全般的に、保険に入れる年齢を65才までとか75才までとする保険が多いです。

死亡保険の場合、一括して保険料の全額を払う一時払終身保険というものがあり、それなら90才まで入れるものもあります。

しかし月払いや年払いが可能な無選択(別)型の死亡保険で、80才まで入れるというのは魅力的ですね。

少ない保険料で加入可能

健康状態の審査が必要な保険は、保障額を決め、そこから保険料が算出されます。

「終身保険どなたでも」は、逆の発想ですね。

1,000円単位の保険料を選び、それに保障額が付いてくる形です。

年齢により多少制限はありますが、最も安い保険料で加入したいなら2,000円でできます。

保険料が安いという事は保障額も少ないのですが、それでも支払った保険料より多く遺族に返るなら、有難い選択肢になると思います。

保険料は一般生命保険料控除の対象


2年以内に被保険者が病気死亡した場合の死亡保険金は、それまで支払った保険料の金額相当額ですね。

「という事は、預貯金と同じじゃない?」

そう思う人もいるかもしれません。

しかし保険の場合は、毎年、所得に対して生命保険料控除が受けられます。

限度額を全部使い切っている人にとってはこのメリットはありません。

しかしまだ枠が余っている人や、もう保険料を払っている保険はないという人にとっては、大きなメリットです。

これにより、所得税や住民税などの税金が安くなりますからね。

預貯金には、こんな制度はありません。

災害死亡保険金

災害死亡保険金が大きいですね。

例えば、契約している病気死亡保険金が80万円の人は、4倍の320万円を受取る事ができるのですからね。

しかも災害死亡保険金は、契約日から2年経過していなくても、満額支払われます。

リビング・ニーズ特約

リビング・ニーズ特約が付けられるというのも有難いですよね。

被保険者が生存中に保険金を受取る事ができれば、治療や緩和ケアの費用に使う事もできます。

しかも指定代理人が請求でき、契約者や被保険者に通知される事もないので、余命宣告の事を被保険者に知られたくないというご家族にとっても安心です。

デメリット

割高な保険料

無選択(別)型の保険は保険料が割高になると言われます。

どの位違うのか、アフラックの健康状態の審査がある終身保険と保険料を揃え、保険金額の違いを比較してみました。

健康状態の審査のある保険の保険料は1,000円単位の金額にはなりませんので、理論上の数字です。

カッコ内が依拠するところです。

例1)40才女性、保険料4,000円の場合

無選択(別)型…1,372,000円
健康の審査のある保険…2,084,000円(500万円の保障に対し保険料が9,595円)

例2)50才男性、保険料4,000円の場合

無選択(別)型…838,000円
健康の審査のある保険…1,350,000円(500万円の保障に対し保険料が14,815円)

確かに「終身保険どなたでも」は、そうではない保険の、女性で65%、男性で62%の保障しか契約できません。

保険料が保障を上回る?


保障の金額が少ないという事は、払込んだ保険料の総額が保障額を上回りやすいという事になります。

50才男性・月払い保険料4,000円の場合、年額で48,000円、保障額は838,000円ですので、17年5ヶ月までは保障額の方が高いです。

この時、被保険者は67才か68才、まだまだ生きていてほしいですよね。

このタイミングで確認して見ると良いのは、払済(はらいずみ)保険にする方法です。

これは、以後保険料を払うのをやめ、その時点の解約返戻金で契約できるだけの死亡保険に変更するという事です。勿論保障は一生涯です。

それまで払い込んだ保険料の総額より解約返戻金の方が多ければ、死亡保険が大きくなります。

今は低金利の時代なので解約金も多くないのかもしれませんが、1度確認してみて下さい。

加入可能な年齢範囲、下限が高い

加入可能な年齢の上限が高い事をメリットとしてあげました。

しかし下限の40才というのも高いですよね。

病気になる確率は若い人の方が低いので、健康状態の審査のある保険にも入れるのでしょうが、保険に入っていない可能性が高いのも若い人の方です。

もしも40歳未満の人が保険に入る前に大病を患っても、この保険には入れません。

従ってこれはデメリットとして挙げます。

まとめ


以上、アフラックの「終身保険どなたでも」について、保障内容、その他気付いた事、調べた事をお話しました。

健康上の事が原因で死亡保険に入れず、気を落としているあなたの、少しでもお役に立てれば幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です