学資保険はいつから加入がお得かFPが解説!子供が2歳になってからでは遅いのか

結婚したり妊娠したりするタイミングでは、生まれてくる子供の将来の学費をあらかじめ貯金しておきたいと考える人も少なくないでしょう。

すでに子供が生まれている場合でも、将来大学に通ったり、やりたいことができてお金が必要になったりした時のために、親として資金を出してあげたいと思う人は多いもの。

そのために、あらかじめ準備しておきたいと考える人は少なくないのではないでしょうか。

学費を貯めるための方法はいろいろありますが、学資保険に加入すると便利だといわれています。

そのため、学資保険の加入を検討している人も少なくないでしょう。

しかしいざ学資保険に加入しようと思ったときに、いったい子供が何歳の時が加入に適した時期なのか、何歳の頃に学資保険に加入すれば一番お得なのかということで悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。

今回は、学資保険への加入を検討している人に向けて、学資保険はいつから加入するとお得なのかについて解説します。

学資保険の仕組み

学資保険は、簡単に説明すると「固定金利の貯蓄型保険」です。

保険というと医療保険や終身保険などの生命保険、または損害保険などの保険をイメージするかもしれません。

学資保険はそれらの保険とは少し性質が異なり、将来満期になった時に保険金を受け取り、それを学資金として使うことを想定している保険です。

しかし、医療保険や終身保険などのように健康に対する保障がないかというと、そういうわけではありません。

学資保険には医療特約をつけることができるほか、契約者に万が一のことがあった時には、それ以降の学資保険金の払い込みが免除される「払込免除特約」をつけることができます。

学資保険の3つのタイプ

学資保険には、受け取り方によって3つのタイプがあります。

まずは、中学入学や高校入学あるいは大学入学などある程度の間隔で祝い金を受け取ることができる学資保険。

次に、 大学入学時から大学卒業時までの4年間にわたって毎年一時金を受け取ることができるもの。最後に満期の年に全ての学資金を受け取ることができるタイプです。

同じ保険会社の学資保険であっても、受け取り方の設定によって返戻率が大きく変わってきます。

例として、ソニーの学資保険を例に取ってみましょう。

受取学資金を200万円、契約者が30歳男性。子供が0歳の時に加入したとします。

それぞれの月払い保険料と返戻率は以下の通りです。

・中学入学や高校入学時に学資金を受け取るプラン
月払い保険料が15,732円
払込保険料総額が1,887,840円
返戻率が約101.7%

・大学入学時から卒業時までの4年間毎年学資金を受け取るプラン
月払い保険料が15,540円
払込保険料総額が1,864,800円
返戻率が約107.2%

・18歳の満期時に200万を全額受け取るプラン:
月払い保険料が15,900円
払込保険料総額が1,908,000円
返戻率が約104.8%

このように、学資金能化取りタイミングによって返戻率や月払い保険料の額が変わってきます。

学資保険を使うメリット

学資保険を検討している人の中には、毎月計画的に貯蓄ができる人もいるでしょう。

そういった方にとっては、学資保険のメリットはさほど大きくないように思えるかもしれません。

学資保険を使うメリットは、大きく以下の3つです。

1返戻率が100%を超える保険では、払込をした金額以上の保険金が受け取れる
2払込免除特約や医療特約などをつけることができるため、貯蓄という意味合いに加えて万が一の保障も受けられる
3半強制的に貯蓄ができる

学資保険によっては、返戻率が100%を超えないものもあります。

また、医療特約をつけた場合には返戻率が低くなることもあります。

そのため、一概にこれらのメリットが全ての学資保険に該当するわけではありません。

とはいえ、単なる貯蓄よりも学資保険の方がメリットが大きいと感じる人もいるのではないでしょうか。

特に貯蓄が苦手という人にとっては、半強制的に貯蓄ができる学資保険のメリットは大きいといえます。

生命保険と学資保険の違い


学資保険に加入しようと保険会社保険代理店に相談した時に、学資保険ではなく終身保険を勧められた人は多いのではないでしょうか。

そうすると、学資保険に入った方がいいのか生命保険に入った方がいいのか迷ってしまいます。

生命保険のメリットは、保険金の受け取り時期や解約時期を自分で選べることです。

学資金のために学資保険に入っていたとしても、他の方法で資金がまかなえたり、子供が大学に進学しないケースもあります。

しかし学資保険では満期の時期が決まっているため、たとえその学資金を使う必要がなかったとしても、それ以上保険に入り続けることはできません。

しかし終身保険であれば、学資金として使わなかった資金はそのままプールしておけますし、無理に保険の契約を解約する必要はありません。

保険を解約しなければ保障が続いていくメリットがあります。

特に、学資保険の代わりとして勧められることが多いのが「低解約返戻金型保険」という保険ですが、これは、満期時の返戻率が高い反面、中途解約をしたときの返戻率が低く抑えられているという特徴があります。

どれくらいの返戻率なのかは保険によっても解約時期によっても異なりますが、生命保険を学資保険代わりに契約する場合は、学資金が必要になったときは途中解約をすることになります。

返戻率が低い可能性があるということは知っておかなければなりません。

学資保険の加入タイミングはいつがよい?

では、学資保険の加入タイミングはいつがベストなのでしょうか。

一般的に学資保険の加入は早ければ早いほどよいと言われています。

しかし、一概にそうとも言えないこともあります。

加入時期が早ければ早いほどいいという理由

そもそも、学資保険の加入が早ければ早いほど良いと言われていることには、2つの理由があります。

・保障が長く続く
学資保険に加入することによって、払込免除特約を受けることができます。

この他に子供の医療特約などをつければ、その保障も受けることができます。

例えば子供が0歳の時に学資保険に加入した場合、この保障は0歳から受けることができます。

しかし子供が5歳になってから学資保険に加入した場合は、当然ですが5歳になるまではこれらの保障を受けることができません。

もしも子供が3歳の時に契約者である両親に万が一のことがあった場合、子供が0歳の時に学資保険に加入していれば、その後の保険金の払い込みは免除になります。

さらに満期時には学資金を受け取ることができます。

しかし子供が5歳の時に加入する予定にしていたのであれば、何の保障も受けられないことになります。

子供の年齢が低い方が保険料が安い


もうひとつのメリットとしては、子供の年齢が低い方が保険料が安い傾向があることです。

先ほどと同じく、ソニーの学資保険を例に見てみましょう。満期時に200万の学資金を受け取るプランで比較してみます。

・子供が0歳、契約者が30歳の場合:月払い保険料は15,900円
・子供が1歳、契約者が30歳の場合:月払い保険料は17,980円
・子供が0歳、契約者が30歳の場合:月払い保険料は20,128円

このように、年齢が上がっていくと共に保険料がかなり上がっていくことがわかります。

これは何故かというと、ソニーの学資保険の保険料払込期間が「子供が10歳まで」と、子供の年齢で決まっているからです。

しかしその一方で、日生の学資保険の場合は払込期間を選ぶという考え方ができます。

そのため、子供の年齢はさほど保険料に影響しません。

例えば、払込期間が10年、子供が0歳の時に加入した場合、月払保険料は23,320円となりますが、子供が1歳のときでも保険料は23,500円です。

やや上がってはいるものの、さほど大きく変更はありません。

結論として、子供の年齢が低い方が良いというのは、保険によるといえます。

最大で出産の140日前から加入できる

加入時期が早ければ早いほど良いとされる学資保険ですが、最大で出産の140日前から加入できる保険が多く出ています。

では妊娠中に学資保険に加入するメリットには、どういったメリットがあるのでしょうか。

時間的に余裕がある

妊娠中は、子供が生まれたあとに比べて時間的に余裕があるため、ゆっくり学資保険を吟味できるというメリットがあります。

子供が生まれてしばらくは、なかなか外に出られなかったり、夜もなかなか寝れないなど負担が大きいもの。

毎日を過ごすことで精一杯になりやすく、保険のことや将来のことを考える余裕がないことが考えられます。

一方妊娠中はそこまでの状態ではないので、色々な学資保険を比較することもできますし、将来に必要な式を計算する余裕も出てくるでしょう。

保障を受けられる時期が早い

保険によっては、学資保険に加入した段階から保障が始まるものもあります。

そうでなくても、最低でも子供が生まれた時点から保障が始まりますので、子供が生まれてからすぐに契約者である両親に万が一のことがあったとしても、将来の学資金を心配しなくてすみます。

2歳では遅い?

学資保険への加入ですが、子供が2歳を過ぎてから学資保険に加入するのでは遅いのでしょうか。

実際に子供が少し大きくなってから学資保険に加入することに不安を感じている人も少なくないようです。

学資保険には年齢制限がある

学資保険には加入できる年齢制限が定められています。

保険によって年齢制限はまちまちですが、 例えばソニーの学資保険の場合、最大で子供が3歳になるまでしか加入ができないようになっています。

年齢が上がっても加入できる学資保険も少なくありませんが、それでもアフラックや日本生命の学資保険のように、6歳、7歳くらいまでの年齢制限があることが主流となっています。

2歳の場合は基本的にどの学資保険にも加入することができますので、年齢的に遅いとは言えません。

そもそも学資保険がお得になる仕組みとは

子供の年齢が上がってきたために学資保険に入るのが遅いのではないかと考えている人の中には、子供の年齢が上がってから加入すると損をするのではないかという思いが根底にあるのではないでしょうか。

そこで、学資保険がお得になる仕組みとはどういったものなのかを見ていきましょう。

先ほども紹介した通り、確かに学資保険は子供の年齢が低いほど保険料が低い設定になっています。しかし、それだけではお得かどうかを判断することはできません。

学資保険には返戻率が定められており、基本的にこの返戻率が高い方がお得だといえます。

返戻率が100%を超えるということは、払い込んだ保険料以上のお金が返ってくるということ。

例えば、返戻率が110%の場合、払い込んだ保険料にプラス10%の保険金が返ってくるということになります。

学資保険がお得になるかどうかは、返戻率が高いかどうかで判断することができます。

加入期間が短い方がお得


学資保険の返戻率は加入期間が短い方が高い仕組みになっています。

例えばソニーの学資保険を見てみましょう。先ほどと同じ例で、10歳まで払込、子供が0歳の時に加入した場合は、月払保険料は15,900円。返戻率は104.8%でした。

同じ条件で18歳までの払込で考えたとき、月払保険料は9,080円、返戻率は101.9%となっています。

加入年齢が高くなるなら払込期間で調整する

このように、子供の年齢が同じであっても、払込期間によって返戻率が変わることがわかりました。

だとすれば、加入時期が遅いのであれば払込期間を短くすることによって調整することができそうです。

払込期間は、基本的に10年、17年など、保険それぞれによって決まっています。

気になる保険で返戻率がどうなっているのかを比較し、検討することが必要です。

子供にどれだけ費用がかかるのか

学資保険に早い時期から加入しようと思う人は少なくありませんが、そもそも子供にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

学資保険は将来のための貯蓄という意味合いが強いため、実際にどれぐらいの費用が必要なのか、概算を把握しておかなければ、後から困る事態にもなりかねません。

大学入学から大学卒業まで約700万

学資保険の満期の設定時が17歳や18歳であることからもわかるとおり、学資保険の保険金の方活用シーンは主に大学となっています。

日本政策金融公庫の調査によれば、大学入学から大学卒業までにかかる費用の平均として約697万かかるという数字が出ています。

公立を選ぶか全て私立を選ぶかによっても大きく費用の差が出てくるところではありますが、この平均値を見る限りでは、かなりの費用がかかることがわかります。

学資保険を大学の学費にあげたいと考える人の他にも、中学校の入学費用や高校の入学費用に祝い金を充当したいと考える人もいるでしょう。中学校や高校にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

中学校入学〜中学卒業

文部科学省の調査によれば、学校にかかる学費の他にも塾や習い事などを加えた3年間の学習費の総額として、公立中学では1,433,090円、私立中学に通った場合には3,979,521円の学習費がかかるというデータが出ています。

高校入学〜高校卒業

こちらも文部科学省の調査ですが、公立高校では1,531,336円、私立高校で3,109,805円というデータになっていました。

まとめ

学資保険を選ぶ時には、加入時期を迷うもの。加入時期は早い方が良いといわれていますが、保険によってはさほど影響しないこともあります。

ただ、学資保険には年齢制限があるため、できれば3歳くらいまでにはある程度の学資保険の絞り込みは終えておきたいものです。

ソニーの学資保険のように、3歳以上は学資保険に加入できない保険もあるので注意しましょう。

学資保険を選ぶときには、子供の年齢だけではなく、返戻率も注意して選ぶようにしてみてくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です