ネオファースト生命「ネオdeとりお」補償内容と評判をFPが解説

「ネオdeとりお」は、正式名称を低解約返戻金型特定疾病保障終身保険といいます。

第一生命グループの生命保険会社である、ネオファースト生命が引き受け会社です。

ここでは、「ネオdeとりお」の特徴と評判、メリットとデメリットについてお話します。

ポイントは以下の通りです。

特徴

1、死亡と3大疾病
2、満20才~満85才まで
3、上皮内新生物保障特則
4、保障は50万円~3,000万円まで
5、保険料の払い方
6、非喫煙者割引特約
7、掛け捨てではない
8、セカンドオピニオンサービス
9、責任開始期
10、対面販売
11、無配当

メリット

1、特定疾病保険金、その支払要件
2、満85才まで
3、クレジットカード払い
4、低解約返戻金型
5、上皮内新生物保障特則
6、セカンドオピニオンサービス

デメリット

1、非喫煙者割引
2、高度障害状態でも
3、満20才~

では、最後までお付き合い下さいね。

特徴

死亡と3大疾病

「ネオdeとりお」は死亡保障と3大疾病保障を兼ね備えた保険です。

保障期間は一生涯です。

3大疾病とは、がん、急性心筋梗塞、脳卒中ですが、それぞれに特定疾病保険金の支払要件があります。

詳細は以下の通りです。

①がん(悪性新生物)

・初めて、がんと診断された時
・責任開始日から、その日を含めて90日間は不担保

②急性心筋梗塞

・初診日から、その日を含めて30日以上、労働の制限を必要とする状態が継続したと医師により診断された時
・治療を目的として、所定の手術を受けた時

③脳卒中

・初診日から、その日を含めて30日以上、言語障害、運動失調など他覚的な神経学的後遺症が継続したと医師により診断された時
・治療を目的として、所定の手術を受けた時

保険金の支払いは1回のみです。

死亡保険金として支払われ場合は勿論ですが、特定疾病保険金として支払われた場合も、1度きりで保険は消滅します。

満20才~満85才まで

加入可能な被保険者の年齢は、満20才~満85才までです。

満年齢は契約日時点の年齢です。

尚、加入時の年齢によっては、保険料払込期間が制限されます。

上皮内新生物保障特則


上皮内新生物保障特則を適用した場合、責任開始日からその日を含め90日経過後に上皮内がんと診断確定された時にも、特定疾病保険金が支払われるようになります。

保険料は、この特則を適用していない場合より若干高くなります。

上皮内新生物保障特則を適用していない場合、上皮内がんによる特定疾病保険金の支払いはありません。

仮に90日以内に上皮内がんと診断され特定疾病保険金が支払われなかっ事があっても、その後90日経過後に新たに上皮内がんと診断確定された時は、特定疾病保険金が支払われます。

上皮内がんによる特定疾病保険金の支払いは1回のみです。

尚この特則は、責任開始後の中途適用はできません。

保障は50万円~3,000万円まで

契約できる保障額は50万円~3,000万円までです。

但し、上皮内新生物保障特則を付加している場合、保障額の上限は300万円になります。

保険料の払い方

保険料の払い方は月払い、年払い、口座振替、クレジットカード払いから選択できます。

保険料払込期間は、加入時の年齢によって多少の制限はあると思いますが、1才刻みから終身まで選択できます。

尚、保険料は一般生命保険料控除の対象になります。

非喫煙者割引特約

被保険者が、過去1年以内に喫煙していない場合に付けられる特約です。

加入時に、被保険者の通常の健康状態の審査に加え喫煙の有無を判断するために、過去1年の喫煙状況の告知とネオファースト生命所定の検査を受けます。

その結果により喫煙の有無が判断されますので、検査の結果によっては、この特約を付加できない事も起こります。

非喫煙者と判断され非喫煙者割引特約を付加する事により、保険料はこの特約を付加しない場合より安くなります。

どの位安くなるのか、比較した結果を表1にまとめました。

表1 非喫煙者割引特約の有無による月払い保険料の違い(保険金額100万円、上皮内新生物保障特則あり)

加入
年齢

性別 男性 女性
非喫煙者割引特約 あり なし あり なし

25才

保険料払込期間

60才

2,365円 2,445円 2,401円 2,467円

保険料払込期間

65才

2,108円 2,206円 2,134円 2,206円

保険料払込期間

終身

1,673円 1,899円 1,556円 1,725円
 

40才

保険料払込期間

60才

4,417円 4,606円 4,443円 4,557円

保険料払込期間

65才

3,623円 3,848円 3,620円 3,740円

保険料払込期間

終身

2,528円 3,021円 2,221円 2,533円
55才

保険料払込期間

60才

選択不可 選択不可 選択不可 選択不可

保険料払込期間

65才

9,537円 10,065円 9,180円 9,412円

保険料払込期間

終身

4,371円 5,626円 3,370円 4,040円

保険料払込期間が短くなると保険料は高くなりますが、払込む保険料の総額は安くなります。

掛け捨てではない


掛け捨てではありません。

解約返戻金があります。

保険料払込期間中は解約返戻金が低く設定されています。

解約返戻金を低く設定していない場合の70%です。

保険料払込期間終了後、つまり保険料をお全額払い終わった後は解約返戻率が上昇します。

(保険料払込期間が終身の場合は、ずっと返戻率が70%という事ですね。)

セカンドオピニオンサービス

病名が判明している場合にのみ、契約者および被保険者が利用できます。

提供される情報はティーペック(株)による情報です。

サービスの内容は以下の通りです。

・面談や電話によるセカンドオピニオン
・セカンドオピニオンが可能な医療機関の提供
・総合相談医が更に高度な専門性が必要と判断した場合の優秀専門臨床医の紹介
・紹介状(診療情報提供書)の無料発行

責任開始期

「責任開始期に関する特則」が適用されていない契約か、適用されている契約かによって、責任開始期が変わります。

①「責任開始期に関する特則」が適用されていない契約

第1回保険料をクレジットカード払い、振込で支払う契約が該当し、責任開始期は以下のようになります。

・クレジットカード払い…カード決済が完了した時、または告知をした時の、どちらか遅い時。カード決済は毎月13日です。

・振込…ネオファースト生命が第1回保険料を受け取った時、または告知をした時の、どちらか遅い時

②「責任開始期に関する特則」が適用されている契約

第1回保険料を口座振替により支払います。

責任開始期は契約の申込み、または告知をした時の、どちらか遅い時になります。

尚、責任開始期に関する特則の中途適用はできません。

対面販売


「ネオdeとりお」は対面販売のみです。

インターネットや郵送による取扱いはありません。

無配当

この保険には配当金は付きません。

評判

・(急性心筋梗塞・脳卒中以外の原因による)高度障害状態の保障が無いのが不満。もっと他社の保険も調べて加入すれば良かった。
・非喫煙者特約で保険料がかなり安くなったので良かった。
・保険料払込期間が1才単位で設定できるので良い。
・内容がシンプルで分かりやすい。
・低解約返戻金型なので保険料が安く抑えられていて良い。

メリット

特定疾病保険金、その支払要件

急性心筋梗塞・脳卒中においては、所定の状態が、一定期間、継続した場合に保険金が支払われますが、その要件が緩いと考えます。

最近では、治療目的の手術を受けた時点で保険金が支払われるという保険会社は多くなりました。

しかし、急性心筋梗塞においては労働の制限を必要とする状態が、脳卒中においては言語障害、運動失調など他覚的な神経学的後遺症が、初診日を含めて30日以上の継続で保険金が支払われるというのは、要件が緩いと考えます。

多くの保険会社は、その期間を初診日を含めて60日以上としていますからね。

今では、医療の進歩によって、労働制限や後遺症が60日以上も継続しないケースが多くなりました。

従って「ネオdeとりお」の継続期間30日以上というのは、大きなメリットです。

満85才まで

加入可能な年齢範囲、上限が満85才までというのは有難いですね。

年齢を重ねるに従って健康状態に問題が出てきて、保険に入りにくくなるという事はあります。

また、数ある保険の中でも3大疾病を保障する保険は最も保険料が高いので、高齢になってから加入すると、かなり保険料が高くはなります。

保険料が高い理由は、保険会社にとっては保険金を支払う可能性の高い保険だという事です。

換言すれば、それだけ3大疾病になる人が多い、それだけ私達にとって必要性の高い種類の保険だという事です。

従って、加入可能な年齢範囲が広い事によって、年齢的な問題で加入できないという事が減るのは良いですよね。

クレジットカード払い


クレジットカード払いができるというのは、やはりメリットだと考えます。

保険料は月払いより年払いの方が割引があってお得なのですが、やりくりを考えると月払いの方が都合が良いという人は少なくありません。

そんな場合はクレジットカード払いを活用して、ポイントを稼げれば良いですよね。

特に、今のような低金利の時代は保険料の割引率も低いです。

クレジットカードのポイント還元率の方が高いという事は、大いにあります。

低解約返戻金型

保障期間が終身(一生涯)という保険は解約金のあるものが多いです。

「ネオdeとりお」もそうですね。

しかし解約返戻金は、保険会社が自腹を切って皆さんに払ってくれているのではないのですよ。

その分も皆さんが保険料として払っているのですよ。

従って終身型の保険は、解約返戻金のない定期型の保険より保険料は高くなっています。

ところが「ネオdeとりお」は解約返戻金が安く設定されています。

これにより保険料が安く抑えられていると言えます。

解約返戻金は解約してこそ受取れるものです。

解約返戻金が少ない事を憂うより、保険料を安く抑えられている事を良しとしましょう。

上皮内新生物保障特則

がん保険とはまた別の、がんを保障する3大疾病の保険を販売している保険会社は他にもありますね。

その中には、上皮内がん(上皮内新生物)を保障するものがあります。

しかしその分、保険料が高いのかもしれません。

その点、「ネオdeとりお」は上皮内新生物保障特則というものがある事によって、皆さんが保険料を確認しながら保障額を決める事ができると言えます。

仮に上皮内がんになってしまった人がいるとします。

その人は当然、手術で切除するでしょうし、上皮内がんの場合、その後の治癒率は100%に近いです。

そうなると上皮内がんは医療保険でカバーし、そもそも保険料が高い3大疾病の保険は余分なものをそぎ落とす事によって保障額を大きくしよう、そういう選択も可能になるのではないでしょうか。

がんは発見された時のステージと種類によって、治療費が大変高額になります。

のみならず、通院のための交通費や収入の減少分もありますし、2年目以降の治療費も考えると500万円は準備したいところです。

セカンドオピニオンサービス


セカンドオピニオンサービスは良いですね。

命にかかわる病気は、治療が本当に生死を分けます。

ただでさえ大変な時に、セカンドオピニオンを受けられる方法がハッキリ分かっているだけでも心強いですよ。

その上、優秀な専門臨床医を紹介して頂けるというのは本当に有難い事だと考えます。

デメリット

非喫煙者割引

煙草を吸わない人にとって非喫煙者割引特約というのは、お得感のあるものと感じられるかもしれません。

確かに、被保険者にとってはメリットですね。

しかしこの4月から、全般的に保険料を安くした保険会社があります。

死亡率が低下しているという現代を反映したのです。

非喫煙者割引特約というのも、その一環ではないでしょうか。

そういう意味では非喫煙者割引特約は、裏を返せば、その恩恵にあずかれるのが非喫煙者だけという事です。

しかも非喫煙者かどうかの保険会社の検査では、受動喫煙によって非喫煙者と判定されないケースもあるようです。

一見メリットのように思える非喫煙者割引特約ですが、デメリットに挙げた理由です。

高度障害状態でも


死亡保険は、被保険者が所定の高度障害状態になった時にも支払われるというものが多いです。

「ネオdeとりお」は死亡保障にもなっていますが、被保険者が高度障害状態になった場合には保険金がおりません。

高度障害状態の原因が急性心筋梗塞・脳卒中であれば特定疾病保険金が支払われますので問題はありません。

しかしそれ以外の理由で高度障害状態になった場合、この保険は何も保障してくれません。

それどころか、継続するために保険料を払っていかなければなりません。

保険料払込免除の取扱いもないのです。

満20才~

がんは幼い子供も無縁の病気ではありません。

また近年、10代の女性の子宮頸がんも大変増えています。

若い人が、くも膜下出血を発症するケースもあります。

「ネオdeとりお」には解約返戻金がありますよね。

しかも保険料を払い終えた後は返戻率もグッと上がります。

もしもお子さんが幼い内に「ネオdeとりお」に加入できたら、親御さんにとっては、貯金も兼ねた、実に有意義な保険になると考えます。

実際、同様の保険に満3才から加入できる保険会社はあります。

そこで、満20才からしか加入できない事を「ネオdeとりお」のデメリットとして挙げます。

まとめ

以上、「ネオdeとりお」低解約返戻金型特定疾病保障終身保険について説明させて頂きました。

メリット・デメリットは表裏一体という面もあると思います。

「ネオdeとりお」の各特徴について、自分にとってはメリットだ、デメリットだと、皆さんが自分の考えを明確にして頂けたのなら幸いです。

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