オリックス生命「新RISE Supportライズ・サポート」をFPが解説

終身保険「新RISE Supportライズ・サポート」はオリックス生命保険株式会社の保険です。

ここでは、その特徴と評判、メリットとデメリットについてお話します。

ポイントは以下の通りです。

特徴

1、引受規準緩和型の死亡保険
2、満20才~満85才まで
3、契約者と被保険者
4、保障は200万円から
5、保険金削減期間
6、保険料の払い方
7、リビング・ニーズ特約
8、保険料払込免除
9、無配当
10、掛け捨てではない

メリット

1、健康状態の審査が緩い
2、契約者以外の口座も
3、加入可能な年齢範囲が広い
4、終身払込
5、クレジットカード払い

デメリット

1、割高な保険料
2、保障が終身

では、始めます。

特徴

引受規準緩和型の死亡保険

終身保険「新RISE Supportライズ・サポート」は引受基準緩和型の死亡保険です。

保障は一生涯続きます。

健康状態の審査は、以下の4つの質問に答えるだけ!

1 最近3か月以内に、医師から入院・手術・検査のいずれかをすすめられたことがありますか。または、現在入院中ですか。

2 最近3か月以内に、がんまたは上皮内新生物・慢性肝炎・肝硬変で、医師の診察・検査・投薬のいずれかをうけたことがありますか。

3 過去2年以内に、病気やケガで入院をしたこと、または手術うけたことがありますか。

4 過去5年以内に、がんまたは上皮内新生物で入院をしたこと、または手術をうけたことがありますか。

 

引用_4つの告知項目|新RISE Support[ライズ・サポート]|オリックス生命の資料請求サイト 4つの告知項目

皆さんが入院や手術をしていた場合に、告知項目に該当するかどうかの基準は以下の通りです。

・入院…治療のための入院、教育入院、検査入院、日帰り入院を含みます。正常分娩は含みません。

・手術…日帰り手術をはじめ、帝王切開、内視鏡、レーザー・カテーテル・放射線なども含みます。

・上皮内新生物…高度異形成、上皮内がんを含みます。

・慢性肝炎…慢性B型ウイルス肝炎、慢性C型ウイルス肝炎を含みます。

満20才~満85才まで

加入可能な被保険者の年齢範囲は満20才~満85才までです。

満年齢とは契約日時点の満年齢です。

契約者と被保険者


終身保険「新RISE Supportライズ・サポート」は、必ず、契約者と被保険者は同じでなければなりません。

加入可能な年齢の最下限は20才ですから成人ですが、収入の無い学生さんなどを被保険者にする場合でも、契約者は被保険者本人という事ですね。

保障は200万円から

保障は200万円から100万円単位で設定できます。

但し、年齢によって制限がありますので、契約できる最高保険金額と共に表1にしました。

表1 契約年齢ごとの保険金額

 契約年齢 最低保険金額 最高保険金額
 20才~39才

200万円

1,500万円
40才~49才    1,000万円
50才~85才 100万円

尚、オリックス生命の他の引受基準緩和型終身保険(特約を含む)に入っている人は、そちらの保険金額と通算した金額が、この表の最高保険金額以下でなければなりません。

保険金削減期間


契約日からその日を含めて1年以内に死亡した時、死亡保険金に支払制限がかかります。

詳細は以下の通りです。

・病気死亡の場合…50%に削減して支払われます。
・所定の不慮の事故や感染症による死亡…契約日からの期間に関係なく全額支払われます。

保険料の払い方

保険料の払い方には、以下の選択肢があります。

・月払い、半年払い、年払い
・口座振替、クレジットカード払い

但し、保険料によっては選択できない場合もあります。以下をご参照下さい。

・口座振替

① 同一口座からの1回の振替金額は2,500円以上(複数の契約の合計可)。2,500円に満たない場合は、半年払いか年払いに。

② 振替口座は、保険契約者、配偶者、2親等以内の血族のいずれかが口座名義人であるものなら使えます。

・クレジットカード払い

保険料が、月払いで5万円以下、半年払い・年払いで10万円以下の契約のみです。

保険料を半年払いや年払いにした場合、若干の割引があります。金額はずっと変わりません。

保険料払込期間は終身のみです。

つまり、保障は一生涯ですが、保険料も一生涯払わなければならないという事です。

リビング・ニーズ特約

余命6ヶ月以内と判断される時、死亡保険金の範囲内の保険金を先に受取る事ができるという特約です。

これは選択しなくても、初めから付いています。

但し、受取る事のできるリビング・ニーズ保険金は以下のものを差し引いた金額になります。

・指定保険金額に対する6か月間の利息
・指定保険金額に対する6か月間の保険料相当額

リビング・ニーズ保険金を受取った場合、その金額に対応する保障は消滅します。

つまり終身保険の保険金額がその分小さくなるという事ですね。

保険料払込免除


不慮の事故により、その事故の日から180日以内にオリックス生命の所定の身体障害の状態または高度障害状態に該当した場合は、以後の保険料の払込みが免除されます。

勿論、保障はそのまま続きます。

こちらも初めから付いている仕組みです。

無配当

配当金は付きません。

掛け捨てではない

万一解約した場合でも、解約返戻金があります。

掛け捨てではありません。

少しのデータですが、解約金や解約返戻率を調べたものを表2にまとめました。

返戻率は小数点第2位を四捨五入してあります。

表2 死亡保障100万円・保険料月払い契約の、年齢別・男女別解約返戻金と返戻率

経過年数    性別 男性 女性
  契約年齢     50才   60才   50才   60才

5年

既払い保険料 192,960円 283,800円 148,320円 206,880円
解約返戻金 94,350円 128,410円 76,660円 107,660円
   返戻率    48.9% 45.2%     51.7% 52.0%

10年

既払い保険料 385,920円 567,600円 296,640円  413,760円
解約返戻金 194,450円 251,450円 164,300円 221,530円
返戻率 50.4% 44.3% 55.4% 53.5%

参考URL 4つの特徴|新RISE Support[ライズ・サポート]|オリックス生命の資料請    求サイト

評判


実際にこの保険に加入した人は、どんな点が良くてこの保険を選んだのか?

調べた結果を以下にまとめました。

・クレジットカード払いができるのが良い
・持病があっても入れる、しかも保険料も手ごろ
・持病があるため収入が不安定、だけど万一解約という事になっても解約金があるので安心
・リビング・ニーズ特約があるのが良い
・5年という長い期間を問われるのは、がんのみ(上皮内がん含む)

メリット


健康状態の審査が緩い

言うまでもない事ですが、健康状態の審査が4項目のみの告知で済む事がメリットです。

このように健康状態の審査が緩い事で、持病や入院歴・手術歴が邪魔をして死亡保険に入れなかった人も、死亡保険を持てるのですからね。

契約者以外の口座も

「新RISE Supportライズ・サポート」には、保険契約者と被保険者は同じ人でなければならないという決まりがあります。

ところで、皆さんの中には、光熱費や保険料などの振替口座をご主人か奥様、どちらかの口座に集約している人がいると思います。

もしも保険料振替口座は契約者本人のものでなければならないと決められているとしたら、上記のように振替口座を集約している人は大変困りますね。

従って、保険料振替口座は配偶者名義の口座でも良いというのは便利です。

他にも、振替口座は2親等以内の血族名義の口座でも良いという事ですので、孫、兄弟姉妹、祖父母の口座も使えます。

時々、おじいちゃん、おばあちゃんから、保険料を自分の口座から振り替えるようにして孫の保険に入りたいというお申し出があります。

たとえ契約者=被保険者でなければならないとしても、振替口座として使える口座に幅があるので、そういうニーズにも応えられますね。

加入可能な年齢範囲が広い

医療保険に比べると、死亡保険は加入可能な年齢範囲が広いという傾向はあります。

ですが、「新RISE Supportライズ・サポート」は、その中でも、上限が85才と高いですね。

一時払終身保険等では更に高齢の人でも加入できますが、保険料を月払い・年払いなどで加入するタイプでは、高いです。

しかも引受規準緩和型なので、死亡保険に入りそびれた高齢者には、有難い保険ではないでしょうか。

終身払込


デメリットの中で詳述していますが、保険というのは、定期型のものより終身型のものの方が保険料が高くなります。

そして終身型の保険は保障期間(終身)とは別に、保険料払込期間を60才までとか65才、70才、80才まで、終身という風に選ぶ事ができます(選択肢は保険会社によって異なります)。

老齢になってまで保険料を払いたくないという人は若い内に払い終えるようにすれば良いわけです。

早くに保険料を払い終える方が払込む保険料の総額は安くなりますが、1回の保険料は高くなります。

従って、逆に1回の保険料を安くしたい人は終身払込にすれば良いのです。

「新RISE Supportライズ・サポート」は終身保障です。

つまり、定期型より保険料は高くなります。

けれど保険料払込期間が終身になっている事で、少しは保険料が抑えられた形になっています。この点はメリットとして挙げておきます。

クレジットカード払い

保険料は、月払いより半年払いや年払いにした方が、割引があってお得です。

しかし月払いの方が都合が良いという人は少なくありません。

そんな時、嬉しいのはクレジットカード払いですよね。

今のように低金利の時代では、私の知る限り、年払いの割引率よりクレジットカードのポイント還元率の方が高いです。

クレジットカード払いを活用しない手はないですよ!

デメリット

割高な保険料

こういった引受基準緩和型の保険は保険料が割高だと言われます。

どの位割高なのか、引受規準緩和型ではない通常の保険商品と比較した結果を表3にしました。

比較対象は、同じオリックス生命と、アクサダイレクト生命のものです。

・統一した契約内容
・死亡保障200万円
・保険料は月払い
・保険料払込期間は終身

表3  引受規準緩和型と通常の保険、各社保険料比較

保険商品名 男性 女性
40才 55才 65才 40才 55才 65才
オリックス生命 新ライズ・サポート 4,878円 7,652円 12,050円 3,940円 5720円 8,554円
オリックス生生命ライズ 3,502円 5,584円 8,370円 3,022円 4,566円 6,542円
アクサダイレクト生命  終身保険 3,774円 6,112円 9,300円 3,164円 4,830円 7,020円

確かに保険料は少し高めですね。

けれど切実に、持病があるけど保険に入って保険金を残したいと考えている人にとっては、納得できないほどの差ではないと思うのですが、如何でしょうか。

念のため、解約返戻率もチェックしてみましょうか。

オリックス生命の「終身保険ライズ」の場合、保険料払込期間が終身の契約の返戻率は保険期間を通じて70%に設定されています。

返戻率が分かる表2で比較すると、解約返戻率の差は大きく感じますね。

保険料の差額と解約返戻率の差、この両方を保険料の差額と考えると、割高感を感じますね。

ですが現実問題として、引受基準緩和型の保険を解約する人は少ないのかもしれません。

保障が終身


保障が一生涯続く保険には解約返戻金があるものが多いです。

この保険もそうですね。

保険を選ぶ時、「掛け捨てはイヤ!」という人が多いです。

しかし、今のような低金利の時代には、その考えは捨てて下さい。

解約返戻金は、保険会社が自腹を切って皆さんにプレゼントしているのではありません。

皆さんが、その分高く保険料を払っているのです。

もう1つ、こんな観点もあります。

例)加入後10年で被保険者が死亡、保険金200万円が遺族に支払われました。

支払った保険料の総額は?

①月額保険料5,000円で終身保険に加入…5,000円×12×10=60万円
②   〃  3,000円で定期保険に加入…3,000円×12×10=36万円

定期型には10年や20年、75才までや80才までといった期限がありますから、期限が来たらそこで保険は終了します。

更に継続しようと思えば、保険料はその時の被保険者の年齢相当に上がります。

しかし、死亡保険金を受取る事になった時期によっては終身型とは比較にならないほど、支払った保険料の総額は少なかったという事になります。

自分が死亡した時に遺族にお金を残す、そのための死亡保険と考えるなら、終身保険はただ保険料が高いだけです。

「終身保険は掛け捨てではない」という事が意味を成すのは、解約してこそです。

引受規準緩和型の保険は持病があってリスクの高い人の保険ですから、保険会社も加入後短期間での死亡保険金支払いに備え、せめて保険料の高い終身保障のみとして販売しているのでしょうか?

終身型は一生涯保険料が変わらないと言われ、それは安心と思われる人も多いかもしれません。

しかし、終身型しかなく、定期型と比較できない点をデメリットとして挙げておきます。

まとめ

さて、終身保険「新RISE Supportライズ・サポート」について掘り下げて見てきましたが、如何でしたか?

真剣に保険選びに取組んでいるあなたに、何か新しい気付きをご提供できたなら幸いです。

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