アフラック「三大疾病保障プラン」の評判とメリット・デメリットをFPが解説

アフラックの「三大疾病保障プラン」、保障内容と評判、三大疾病保険のメリット・デメリット

この記事では、アフラックの三大疾病保障プランについてご説明をしましょう。

その前に、そもそも「三大疾病とは何か?」というのと、「他社の三大疾病保障プランはどんなものがあるのか?」ということについて、ご説明をします。

そもそも三大疾病とは?

いわゆる三大疾病とは、「がん(悪性新生物)」「心疾患」「脳血管疾患」の3つであり、この3つの病気で日本人の死因の半数以上を占めています。

(参考URL 厚生労働省 平成27年人口動態統計の年間推計

三大疾病保障とは?

三大疾病保険(さんだいしっぺいほけん)とは、この日本人の死因トップ3にかかった場合、一時金が支払われる保険のことです。

この保障は、生命保険や医療保険に、特約として付加することもできますが(三大疾病保険特約)、三大疾病保険は単独で販売されているものになります。

また保険会社によっては、「三大疾病保険」ではなく「特定疾病保険」という名前でも売り出されていますが、三大疾病保険と内容は同じです。

3つのメリット

それでは、ここからは三大疾病保険の特長について、メリットとデメリットに分けてご説明します。

まずはメリットから。

1.がん保険より保障範囲が広い

文字通り、三大疾病保障保険は3つの疾患について保障があり、がん保険はがんのみの保障しかありません。

がん(悪性新生物)にかかる人の割合は、男女ともに2人に一人の時代ですが、がん保険では心疾患、脳血管疾患の保障はされません。

そのため、三大疾病保障保険は、がん保険よりも保障の範囲が広いことが大きなメリットと言えるでしょう。

2.死亡時にも保険金が支払われる


あまり知られていないことですが、多くの三大疾病保険では、死亡時の保障があります。

つまり、事故で亡くなったり、三大疾病以外の病気で亡くなったりといった際にも、死亡保険金として保険金が支払われます。

それは特約として付加する場合も同じです。

そのため、若い単身者が「大きな死亡保険金は必要ない。

けれども三大疾病に対する保障と、お葬式代程度の死亡保険金は欲しい」というニーズがある場合、医療保険にこの特約を付けることがあります。

また、死亡時にも支払われるタイプの場合、高度障害時にも保険金が支払われます。

3.解約返戻金がある

多くの場合、三大疾病保障保険は解約返戻金があります。

つまり掛け捨てではありません。

がんのみ保障をする「がん保険」は通常掛け捨てであるため、もしも解約をした場合でも解約返戻金を受け取れるというのは、大きなメリットと言えるでしょう。

2つのデメリット

さてここからは、実際に加入する前に必ず検討すべきデメリット面についてもお伝えします。

1.対象外の病気がある

三大疾病とは「がん(悪性新生物)」、「心疾患」「脳血管疾患」と書きましたが、それらに該当する疾患であっても、支払いが除外の病気もあるので注意が必要です。

それでは個別に見ていきましょう。

・「がん」の対象外のケース

「三大疾病保険」では、がん(悪性新生物)の診断確定で保険金が支払われます。

しかしがんであっても「上皮内新生物」の場合、対象外になるので注意が必要です。

上皮内新生物でも保障がほしいという場合は、「三大疾病保険」ではなく「がん保険」で、上皮内新生物でも保障ありのものを検討されることをおすすめします。

もしくは、三大疾病保険にプラスして、上皮内新生物にも備える特約を医療保険に付加するという方法もあります。

また、「皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がん」については対象とはならないので、この点も注意が必要です。

・「心疾患」の対象外のケース

心疾患は死因の2番目になっている病気ですが、三大疾病保険では「急性心筋梗塞以外の虚血性心疾患(狭心症など)」は対象になりません。

また後述しますが、該当の疾患であっても厳密な支払要件があるので、その点も注意が必要になります。

・「脳血管疾患」の対象外のケース

脳血管疾患といっても、支払い対象となるのは「くも膜下出血」「脳内出血」「脳梗塞」の3種類であるのが一般的です。

ほかの脳血管疾患では保障されないので、事前に理解をしておきましょう。

またこちらも心疾患と同様、支払いには所定の条件があります。

2.支払要件が厳しい


がん(悪性新生物)の場合は、多くの場合「がんである」と診断が確定すれば、保険金が支払われます。

けれども「心疾患」「脳血管疾患」の場合、ほとんど生活に影響がない軽症から、意識不明の重篤な状態まで、同じ病名でも症状の差が大きいのが特徴。

そのため厳密な支払要件が課されています。

・「心疾患」の支払要件

急性心筋梗塞等、支払いの対象となる疾病で、かつ発病して初めて診療を受けた日を含めて60日以上、労働の制限を必要とする状態が継続すると医師によって診断されたとき

・「脳血管疾患」の支払要件

脳卒中等、支払の対象となる疾病で、かつ 発病して初めて診療を受けた日を含めて60日以上、言語障害、運動失調、麻痺など多角的な神経学的後遺症の状態が継続すると医師によって診断されたとき

保険会社によって支払要件は多少の違いはあるのですが、おおむね60日以上の労働制限があるものがほとんどです。

ちなみに平成26年度の、心疾患の平均入院日数は20.3日というデータがあります。

その結果からも、60日の労働制限は低いハードルとは言えないでしょう。

(参考URL厚生労働省 退院患者の平均在院日数等)

3.入院・通院の保障がない

デメリットというよりも商品特性になりますが、三大疾病保障保険は一時金で受け取るもの。

つまり入院・通院の日数とは関係ありません。

ですから、入院や通院の際の保障が必要な場合は、ほかに医療保険に入る必要があります。

三大疾病保険は、どんな人に向いている保険なの?

以上の特長をふまえると、この保険に向いている人は、まず「生活習慣病の不安がある人」かもしれません。

なぜなら、「急性心筋梗塞」「脳卒中」といった循環器系の疾患は、喫煙の習慣や食生活の傾向、肥満の有無など、生活習慣や体型と密接な関係があるからです。

その点が「がん(悪性新生物)」とは大きく違うところ。

そのため、血圧や血糖値に不安はないけれども、がんには不安を感じている人は、がん保険との比較で考えることをおすすめします。

また、メリットのその2の項目でも書きましたが、三大疾病と死亡保障、両方気になるけど大きな死亡保障はいらない、という人にもおすすめと言えるでしょう。

アフラックの三大疾病保障プランの保障内容と、メリット・デメリット


さて、ここからはアフラックの三大疾病保障プランの、具体的なご説明に入ります。

概要

アフラック「三大疾病保障プラン」は、三大疾病(がん(悪性新生物)、急性心筋梗塞、脳卒中)になり、支払要件を満たせば三大疾病保険金を受け取ることができる保険です。

支払期間は終身払い、保障期間も終身になっています。

三大疾病以外での死亡時は、死亡保険金として同額を受け取ることができ、高度障害時には、高度障害保険金も支払われます。

解約返戻金はありますが元本は割れるため、貯蓄性機能を求める保険ではありません。

また、保険金額は100万円から500万円までの設定でできますが、それ以上の保険金を求める場合は、対面でのお申込みが必須となります。

後述しますが、支払要件も一般的なものなので、ごく標準的な三大疾病保障保険と言えるでしょう。

支払要件

「がん」の場合


被保険者が「がん(悪性新生物)」による三大疾病保険金の保障の開始以後に、初めて「がん(悪性新生物)」と診断確定されたとき。

「心筋梗塞」の場合

被保険者が保障の開始以後に「急性心筋梗塞」を発病し、初めて医師の診療を受けた日からその日を含めて60日以上、労働の制限を必要とする状態(軽い家事等の軽労働や事務等の座業はできるが、それ以上の活動では制限を必要とする状態)が継続したと、医師によって診断されたとき。

「脳卒中」の場合

被保険者が保障の開始以後に「脳卒中」を発病し、初めて医師の診療を受けた日からその日を含めて60日以上、言語障害、運動失調、麻痺等の他覚的な神経学的後遺症が継続したと、医師によって診断されたとき。

保険料の払い込み免除について

被保険者が保障の開始以後に発生した不慮の事故によって180日以内に、所定の身体障害状態になった場合には、その後の保険料のお払い込みは免除となります。

保険料の払い込みが免除された場合、契約内容の変更は取り扱い不可となります。

まとめ

アフラックの三大疾病保障プランは、三大疾病もしくは死亡・高度障害になれば保険金が受け取れるというごく一般的な内容ですが、いくつかの細かい注意点があります。

一つは、がんは「悪性新生物の診断確定」のみで、「上皮内新生物」は対象外となっている点。

また、子宮筋腫のような良性の筋腫も対象外になっています。

それらもカバーしたい場合は、別でがん保険に入るか、医療保険に特約を付けることをおすすめします。

もう一つの注意点として、「狭心症」は保障の対象外になっていること。

何度も書いているように、心疾患、脳血管疾患は病名と労働制限期間に細かい条件があります。

いざ病に倒れた時、「こんなはずじゃなかった!」と後悔することにならないよう、加入時には十分理解しておく必要があります。

他社では、複数回保険金を受け取ることができたり、介護時にも保障があるという三大疾病保険もあります。

けれども、ごくシンプルに一般的な内容で三大疾病に備えたいという人には、わかりやすい内容のアフラックの三大疾病保障プランはおすすめと言えるでしょう。

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