学資保険はいつまでに加入し、いつまでに払込を終えるのが一番お得?

子供の将来の学資金を準備するときに便利な学資保険。

人それぞれ、加入時期や学資保険金の払い込み期間は異なります。

最も負担が軽くお得なプランでいこうとすると、学資保険にはいつまでに加入すれば良いのでしょうか。

また学資保険金はいつまでに払い込めばいいのでしょうか。

学資保険と一言でいっても、そのプランは様々です。また加入時期によって保険料は異なります。

今回は学資保険にはいつまで加入すれば良いのかについてご紹介します。

学資保険はいつまでに入れば良いのか

まずは加入時期はいつまでが良いのかについてご紹介しましょう。

加入は早ければ早いほど良いと言われていますが、その理由には大きく2つの理由があります。

ひとつめが、学資保険の加入には年齢制限があるということ。

もうひとつが、年齢が低いほど保険料も安くなるということです。

加入には年齢制限がある

学資保険の加入に際しては年齢制限がありますが、この年齢制限は保険によって様々です。

年齢制限には大きく2つあり、保険の契約者の年齢制限と、被保険者となる子どもの年齢制限があります。

子供の年齢制限

例えば、学資保険の中でも人気の高いソニー生命の学資保険ですが、こちらは子供が3歳までしか加入できません。

またプランによっては3歳であっても完了できないものもあります。

親の年齢制限

次に契約者となることが最も多い両親ですが、両親にも年齢制限があります。

こちらも保険によって大きく異なり、プランによっては、ニッセイの学資保険のように39歳までという年齢制限が設けられているものもあります。

ただ、一般的に年齢制限があったとしても、60代70代までとなっている保険は多いため、両親が契約者となる場合には、さほど心配する必要はありません。

両親の年齢によっても保険料は変わってきますが、子供の年齢差に比べるとそこまで大きな金額に差もありません。

例えば、ソニーの学資保険でシミュレーションしてみましょう。

子供が0歳の時に加入し、満期学資金は200万円、満期に一括受け取りの場合です。

・契約者である父親が25歳:月払保険料は15,880円
・契約者である父親が30歳:月払保険料は15,900円
・契約者である父親が35歳:月払保険料は15,920円
・契約者である父親が40歳:月払保険料は15,960円

このように、契約者の年齢は保険料にはあまり影響しないことがわかります。

祖父母の年齢制限

学資保険の中には、両親だけでなく祖父母の契約者になれる保険があります。

この場合も基本的には両親の場合と同じく年齢制限を設けられていますが、祖父母だからといって特に年齢制限が厳しいということはありません。

基本的には、両親と同じ条件だと考えておけばよいでしょう。

ただ、祖父母の場合は年齢が高いため、年齢が高いことによる保険料の割増は考えられるほか、条件が厳しくなる可能性があります。

例えば、ニッセイの学資保険では、契約者の年齢が上がると払込期間が短くなってしまいます。

契約者が60歳の場合、払込期間は5年しか選択できません。

そうすると、月払保険料は94,400円です。この数字はあまりにも非現実的かもしれません。

祖父母が学資保険に加入する時には、月払保険料が高額になること、払込期間が短いこと、また、健康状態によっては加入が難しいことがあるなど、条件が厳しくなることは押さえておきましょう。

子供が10歳以上でも加入できるのか


学資保険に加入しようと思っているけど子供がすでに10歳を超えている。

そんな状態でも、学資保険に加入できるのかと不安になっている人も少なくないようです。

10歳以上でも加入できる学資保険はあるのでしょうか。

結論を言えば、10歳以上であっても加入できる学資保険はあります。

例えば、三井住友海上あいおい生命のこども保険やかんぽ生命のはじめのかんぽなどです。

しかし子供の年齢が高いに関わらず加入できる学資保険は数が少ない上に、返戻率が低いという注意点があります。

返戻率というのは、払い込んだ保険料に対して支払われる保険金の割合です。

返戻率が100%以上ある場合は、払い込んだ保険料よりも返ってくる保険金の方が大きいことになりますが、100%を切る場合は、払い込んだ保険料が返ってくる保険料よりも高いことになります。

例えばさきほどのこども保険では、条件によっては返戻率が80%を切るものになっていました。

もしも子供が10歳近くになって保険に入ろうかと悩んでいるのであれば、今のタイミングで学資保険に加入するメリットがどこにあるのかを慎重に検討してください。

人によっては、計画的な貯金をすることが性格的に難しいため、元金割れをしたとしても学資保険を活用して強制的に貯蓄をするという方がメリットがあるかもしれません。

また人によっては、医療保険や万が一の時の保証が欲しいという人もいるでしょう。

学資保険のそもそもの目的が貯蓄であることを考えれば、返戻率が100%を切ってしまう学資保険はデメリットの方が大きいようにも思えます。

ただ人によってはこのようにメリットを感じることもあるかもしれませんので、その辺は個別に判断をしてみてください。

0歳と10歳での違い

ちなみに子供が0歳の時と10歳のときに学資保険に入った場合、どれくらいの年齢の差が出るのかを、かんぽ生命の学資保険を例にご紹介します。

契約者は26歳男性で仮定します。

・子供が0歳の時:月払保険料は13,500円
・子供が10歳の時:月払保険料は22,080円

これは、かんぽ生命の学資保険が「全期払込」となっており、18歳満期の設定で計算しているためです。

しかし、学資保険の多くは少なくとも18歳までに払い込むことが決められているため、加入年齢が上がる分だけ支払のスパンが短くなり、月々の負担が大きくなってしまいます。

保険料はいつまでに払い終えれば良いか

次に検討しておきたいポイントは、保険料をいつまでに払い終えれば良いかということです。

先ほども書いたとおり、学資保険の払込期間は決まっています。

払い込み期間の組み合わせは保険によって異なります。

例えばソニー保険やアフラックであれば、払込期間は10歳までか17,18歳、ニッセイであれば満期まで、または5年か10年の払込期間となっています。

ここで気になるのが、払込期間が短い方がいいのか長い方がいいのかということではないでしょうか。

期間が短いこと長いこと、それぞれにメリットとデメリットがあります。

払込を早く終えるメリットとデメリット


まずは払込期間が短く、早く払い終える方法のメリットやデメリットについてご紹介します。

払込保険料の総額が低い

大きなメリットは払込保険料の総額が低くなるということです。

ソニーの学資保険の場合、払込期間を10歳までとした場合は払込保険料総額が1,864,800円となるプランでは、払込期間を18歳までとした場合には1,925,856円となりました。

返戻率が高い

払い込み料の総額が低くなるということは、返戻率が変わるということを意味しています。

先ほどのソニーの学資保険を例に取ると、10歳までの払込期間では返戻率が107.2%、同じ内容であっても18歳までの払込期間としたときの返戻率は103.8%です。

保障期間が短いというデメリットも

一方で払込期間が短いことによるデメリットとしては、保障期間が短くなることが上げられます。

学資保険には払込免除特約といって、契約者に万が一のことがあった時には、それ以降の保険料の払込が免除になるという特約が付いています。

払い込み期間が短いと、この特約が適用される期間が短くなります。

例えば、子供が11歳になった時に契約者である父親が死亡したとします。

払込期間を10年にしていた場合、免除特約が適用されませんので、支払った保険料はもちろん返ってきません。

一方で払込期間を18年にしていたとしたら、残りの8年で支払うべき保険料を支払う必要がなくなります。

一度の保険料が高くなる

もうひとつのデメリットが一度に支払う保険料が高くなるということです。

払込期間が短いため、どうしても保険料が高くなってしまいます。

先ほどのソニーの学資保険でいえば、払込期間が10歳までとすると、月払保険料は15,540円。

18歳までの場合は8,916円で済むことになります。

払込を長くすることのメリットやデメリット

では次に長く支払うことのメリットはどこにあるのでしょうか。

こちらは、払込期間が短いことによるデメリットがそのままメリットになると考えて良いでしょう。

・一度に払う保険料が安く済む
・保障が長く続く
・払続けられなくなり、途中解約のリスクが高まる

払込期間を長くすることで、一度に払う保険料自体は低く抑えることができます。

しかし、学資保険は最低でも10年、長ければ18年という間保険料を継続して払い込まなければなりません。

それだけの長い間安定して保険料を払い込みことができる場合は問題ありませんが、少しでも負担が大きい保険料だった場合、経済的な問題で保険料を払うことができない時期がくる可能性があります。

払込期間が長いことでそのリスクが高まります。

例えば突発的に父親リストラにあった、病気になって仕事を続けることができなくなった、妻の退職によって家計の収入が激減した、冠婚葬祭が重なり、経済的に厳しい時期が続いた。

このような理由から、保険料を支払い続けることが難しくなるケースもあります。

学資保険には貸付金の制度があるため、一時的な経済的な台であれば貸付金制度を使うこともできます。

また一時的に支払いをストップすることができる保険もあるため、一時的なアクシデントについてはこういった制度を活用することで、解約までは至らないですむこともあるでしょう。

しかし経済的に厳しい状態が続いてしまい、学資保険の保険料を支払い続けることが難しくなった結果、途中で解約をしなければならなくなることも考えられます。

返戻率の高い学資保険は多くありますが、返戻率が高い反面、途中解約をすると返戻率が大きく下がるようにしてバランスをとっている保険も多くあります。

見込み期間が長いほどの途中解約のリスクが高まるといってもいいでしょう。

ライフプランによって払い込み期間を決める

学資保険の払込の時期ですが、どのように決めれば良いのでしょうか。

大きく関わってくるのが、中国や高校を私立に通わせるのか、公立に通わせるのかということです。

とはいえ、その時になってみなければ子供がどちらを選ぶかはわかりません。

学資保険の計画を立てる時にはまだ子供が小さい時期なので必ず計画通りにいくというわけではありませんが、ある程度ライフプランによって払込を終える時期を決めておくと良いでしょう。

私立中高に通わせたいなら10歳、12歳で払込を終えたい


もしも、中学と高校は私立に通わせたいと考えているのであれば、払込期間は中学に入学する前に終えておきたいところです。

文部科学省の調査によれば、私立中学では3年間の学習費総額が平均して3,979,521円、私立高校では3,109,805円という数字が出ました。

これだけの学費を捻出し、さらに学資保険を負担するとなると、家計にとってはかなり負担が大きくなるでしょう。

家計にとって負担が大きくなってしまえば、学資保険を途中で解約せざるを得ないケースが出てくる恐れもあります。

もしも私立に通わなかった場合には、12歳満期の場合はそれ以降の保障は確かにありません。

しかし中学に入学する時点でまとまった資金が戻ってくるため、次に費用が大きく必要になる大学入学時までにNISAや定期預金を使うなど、何らかの方法で資金をプールしたり、運用したりする工夫もできます。

中高が公立ならば17歳満期でも

一方で中学、高校は公立に通わせ、大学は子供の好きなところに進学させたいと考えているのであれば、払込期間を長くすることで毎月の支払いが減るため、家計にとって負担が減ることが考えられます。

ただ、払込期間が長くなる分返戻率が下がる可能性があります。17歳、18歳満期にする場合は、返戻率をよく確認して選びましょう。

もう一つの注意点として、18歳満期にした場合には学資金の受け取り時期が大学入学時を過ぎてしまう可能性があります。

学資保険の契約日が子供の誕生日よりも日付が前の場合、満期日が1年ずれることがあります。

例えば、子供の誕生日が8月1日、学資保険の契約日が5月1日だった場合、18歳満期にすると、満期日が子供が18歳となった翌年の4月30日になります。

これに対し、もしも子供の誕生日が8月1日、学資保険の契約日が9月1日だとすれば、満期日は子供が18歳となった年の8月31日となります。

このように、子供の誕生日と契約日の関係で満期となる年が変わります。

子供の誕生日よりも契約の日付が前に来る場合は、17歳満期を選ぶと良いでしょう。

学資金を受け取る時期

次に学資金を受け取る時期はいつがベストタイミングなのかについてお話しします。

受け取る回数


一般的に学資保険を受け取るタイミングには、3つのパターンがあります。

中高入学時にも祝い金が受け取れるプラン

満期学資金に合わせて、中学入学時や高校入学時はどのタイミングで、祝い金として一時金が受け取れる学資保険も多く出回っています。

このタイプの特徴は、大学入学だけでなく、中学や高校の入学準備にも学資保険の保険金を使うことができる点です。

特に私立中学や私立高校への進学を考えている場合は、このタイプの学資保険を活用しやすいといえるでしょう。

先ほども書いたとおり、私立に通わせるとなると、年間100万円以上のお金がかかります。

私立中学に通わせるのが一番お金がかかる、といわれることがありますが、大学費用に使うよりも、中学や高校の費用に学資金を準備したいと考える人もいるかもしれません。

こういった人にとっては、このタイプの保険は使いやすい保険でしょう。

一括で満期時に受け取れるプラン

満期時に保険金を一括で受け取るタイプの学資保険もあります。

18歳満期の場合は、受け取った学資保険は大学の費用に全て使うことができます。

一方で、22歳満期の場合は大学を卒業して社会人になる時の準備費用に充てることができます。

学資保険と言うとどうしても大学の費用がフォーカスされがちですが、社会人になる時にもある程度まとまった費用が必要になります。

就職先が大学家実家から離れることになれば、引っ越しをしなければなりません。

また、社会人になれば新たにスーツやカバン、靴などを買いそろえなければなりません。

このように、社会人になる時もある程度まとまって費用が必要となるため、学資保険を22歳満期にして、社会人の準備費用にあてる人もいます。

満期時に一括で学資保険を受け取れるものは、祝い金や一時期がない分、満期時に受け取れる金額が大きいという特徴があります。

中学や高校は公立に通わせたいという人には、一括の受け取りができる学資保険が向いているといえるでしょう。

大学入学から4回にわたって学資金を受け取れるプラン

3つめのタイプとしては、大学入学時から毎年4回、大学を卒業するまで学資金が受け取れるタイプがあります。

例えば学資金の総額が200万として、毎年50万円を受け取れるタイプもあれば、18歳の時に100万円、その後は毎年約30万円を受け取れるというように均等ではない設定の保険もあります。

日本政策金融公庫の調査によれば、大学四年間でかかる費用は平均すると約697万円です。

この費用に学資金を充てることができれば、家計はかなり楽になるでしょう。

学資保険にはいつまでに加入すれば良いのか、いつまでに保険料を払い終えれば良いのかについて解説しました。

基本的に、学資保険の払込期間は短い方が返戻率が高くなり、お得です。

しかし、その分毎月の負担が増えるなどのデメリットもあります。学資保険は10年から18年という長い間払い続けるもの。

継続して無理なく払い続けられるよう、最初から負担のない計画を立てておくことが大事です。

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