メットライフ生命の「つづけトク終身」のメリットとデメリットをFPが解説

 つづけトク終身 メリットデメリット

さてこちらの記事では、メットライフ生命の「つづけトク終身」についてのご説明をします。

こちらの保険は終身保険。

終身保険の中でも、「低解約返戻型終身保険」と呼ばれるもので、「積立利率変動型」であるのが特徴です。

これらの言葉を聞いて、「保険の用語って、難しくてわかりにくい…」と思われるかもしれません。

けれども大丈夫!

ふだんなじみのない保険用語を、初心者でもわかるよう具体的に解説しながら、「つづけトク終身」のメリットデメリットもご説明していきますので、ご安心ください。

つづけトク終身って、どんな保険なの?

この「つづけトク終身」、一定期間で保険料の払い込みが終了し、以降は保険を解約しない限り、死亡時と高度障害時の保障が続くというもの。

入院や手術の時の保障はありません。

ここでは、パンフレットにも書いてある6つのポイントについて、詳しくご説明をしていきましょう。

つづけトク終身、6つのポイント

1.一定期間で保険料の払い込みが完了。その後も死亡・高度障害保障が一生涯続きます。

死亡したり、所定の高度障害状態に該当した時には保険金が支払われます。

また一定期間で保険料の払い込みは完了し、その後は保険料を払い込むことなく保障は一生涯継続します。

2.災害で死亡または所定の高度障害状態に該当された場合は、より高額の保険金をお受け取りいただけます。

生命保険で言うところの「災害」とは、不慮の事故のこと。

台風や地震のような、天災のことではありません。

また、80歳以降は災害による死亡・高度障害時には、この保険金は上乗せされません。

3.低解約返戻金の仕組みを採用し、これを保険料に反映しています。

この低解約返戻金の仕組みというのは、払込満了までに解約をすると、解約返戻金がかなり少なくなるという内容。

払い込んだ期間にもよりますが、解約返戻金は7割程度にまで抑えられます。

この低解約返戻金タイプについては、のちほど詳しくご説明をします。

4.積立利率は、年0.60%が最低保証されています。積立金の増加が期待できます。


契約当初の積立利率は年0.60%。この積立利率は最低保証利率になります。

現在の銀行の金利を考えると、0.60%はものすごくいい利率のように見えますが、銀行と保険の金利とでは考え方が違います。

あとの項目でこちらも詳しくご説明しましょう。また、積立利率は10年ごとに見直しがされます。

5.将来に備えた資産づくりにもご活用いただけます。

3の項でも書きましたが、保険料払い込み満了後は、低解約返戻期間が終了します。

以降は解約返戻金が上がりますので、死亡時・高度障害時の保障が不要であれば、解約をして解約返戻金をセカンドライフのための資金にご利用いただけます。

6.三大疾病の際には保険料の払い込みが免除されます。(三大疾病保険料払込免除特約付プランの場合)

この「つづけトク終身」は、特約として「三大疾病払込免除プラン」をつけることもできます。

こちらの特約を付加した場合、保険料の払い込み期間中に三大疾病で所定の状態になれば、以降は保険料の払い込みが免除されます。

詳しい条件については、あとの項でご説明をします。

「低解約返戻金型保険」って何?

さて、上の3の項目でも触れましたが、ここでは「低解約返戻金型保険」のご説明をします。

低解約返戻金型保険とは、終身保険の一種です。

上でも書きましたが、加入時にあらかじめ払込満了日を決めておきます。

加入をすれば、解約または死亡をするまで保険は続き、万が一亡くなった場合は保険金が受け取れます。

この保険金は、契約の成立以降一定額ですが、解約返戻金のほうは変化をします。

払込満了日までに解約をすると、解約返戻金は非常に低く抑えられます。

解約返戻金は概ね70%と説明されることも多いのですが、早期の解約の場合、もっと少ないか、ほとんどゼロの場合もあるので注意が必要になります。

メリットは、低解約返戻金型の終身保険は、一般の終身保険に比べると保険料が割安なところ。

また貯蓄と保険機能、両方を兼ね備えていることもこの保険の魅力になります。

デメリットは、先ほども書きましたが、早期の解約は損でしかないところ。

子どもの学資保険がわりとか、住宅ローンの頭金を貯めたいとかなどで、計画的に貯蓄をしたい人にはおすすめです。

積立利率って何?


ここでは4の項目で出てきた「積立利率」についてご説明をします。

積立利率とは、保険金を支払うために保険会社が、保険料の一部を積み立てている部分に対して適用される金利のことです。

また、積立利率は固定の保険と変動の保険があります。

変動の保険の場合は一般的に最低利率が保証されており、「つづけトク終身」はこの変動タイプの保険になります。

三大疾病保険料払い込み免除特約付プランについて

「つづけトク終身」は、特約で三大疾病払込免除を付加することができます。

三大疾病とは「悪性新生物」「心疾患」「脳血管疾患」です。

ここでは、どういった場合に免除になるのか、具体的に見ていきましょう。

「悪性新生物」


責任開始時の属する日からその日を含めて91日目以後に、責任開始時前後を通じて初めて悪性新生物に罹患したと医師により診断確定されたとき。

対象となる疾病例は、消化器の悪性新生物、皮膚の黒色腫およびその他の皮膚の悪性新生物とのこと。

上皮内新生物は対象になりません。

「心疾患」

責任開始時以後に発病した心疾患の治療を目的として継続20日以上の入院をされたとき。

対象となるのは、急性心筋梗塞や狭心症などです。

「脳血管疾患」

責任開始時以後に発病した脳血管疾患の治療を目的として継続20日以上の入院をされたとき。

こちらの対象の病気は、くも膜下出血や脳梗塞など。

多くの保険会社で三大疾病での保険料免除といえば、心疾患、脳血管疾患では60日以上の労働制限という条件が多いというのはご存知でしょうか。

この点では、「つづけトク終身」の保険料の免除の基準はゆるやかと言えるでしょう。

メリット

さて、ここまでは「つづけトク終身」の保障内容と、わかりにくい保険の用語の説明をしました。

以上をふまえて、ここからはこの保険のメリットとデメリットについて整理をしてみたいと思います。

積立利率であるので、インフレ対策になる


メリットの筆頭にあげられるのは、積立利率という点になるでしょう。

もう一度、この積立利率についてご説明をします。

先ほど、積立利率とは、保険金を支払うために保険会社が、保険料の一部を積み立てている部分に対して適用される金利のことであると書きました。

つまり、積立利率は支払う保険料のすべてにかかる利率ではないのです。

「つづけトク終身」の商品パンフレットに書かれているとおり、「積立利率とは、積立金(将来の保険金をお支払いするために保険料の中から積み立てる部分)に付利する利率」です。

保険料の中から、保険会社の運営に必要な経費などが差し引かれ、残った部分が積立にまわされているのですが、そこにかかる利率が積立利率ということです。

「つづけトク終身」の積立利率は最低保証を0.60%としていますが、銀行の利率とは違うものなので、注意が必要です。

また、この積立利率は市場金利(主に国債)にほぼ連動して見直され、インフレ(物価の上昇)が起きて市場金利が上昇すると、積立金利も上昇します。

しかし金利情勢が低迷すると積立金利も下がるかといえば、先ほども書いたように「つづけトク終身」は0.60%を最低でも保障しています。

さて、前置きが長くなりましたが、この「つづけトク終身」のメリットは、積立利率が10年ごとに見直されるという点。

現在はデフレ傾向にありますが、今後インフレとなり市場金利が上昇した場合、この保険のような積立利率変動型は利率が見直されて有利になります。

近年、政府がインフレ誘導傾向があるように、今後インフレは進行するという見方も確かにありますが、判断は分かれるところでしょう。

将来的なインフレに危機感を持ち、その際に保険の価値を高めたいという人には、この積立利率変動型の保険はメリットになるかと思います。

セカンドオピニオンサービス

この保険のメリットについては、充実した付帯サービスにもあります。

医療の専門家による健康相談を受けられたり、セカンドオピニオンサービスもあります。

主なサービスは以下のものです。

・セカンドオピニオンサービス:治療法の相談、優秀専門臨床医の紹介(被保険者のみ)

・健康生活ダイアル24:健康についての電話相談を24時間年中無休で受けてくれる(一親等以内の親族も可)

・メンタルヘルスサポートサービス:精神的な悩みについて、電話や面談によるカウンセリングを受けられる(被保険者のみ)

・乳がん検診コンシェルジュ:「女性専用フロア」「女性岸の対応」など女性視点での施設探しから、専用コールセンターによる検診相談・予約手配までまとめてサポートしてくれます(契約者・被保険者・一親等以内の親族)

これらのサービスは、個人で受けようと思えば高額な会費がかかるものもあるため、自由に利用ができるのは大きなメリットと言えるでしょう。

デメリット


積立利率の見直しが10年ごと

ここまで、この保険の大きな特徴として、積立利率が変動するもので、10年ごとに見直すということをお伝えしてきました。

けれども仮に10年の間に市場金利が大きく上昇しても、契約上、保険会社側には世の中に合わせて連動する義務はありません。

つまり、一度積立利率が見直されたあとは、どれだけ市場金利が上昇しても、10年間は見直す必要がないため、その間の稼いだ差額は保険会社の利益となります。

けれども、この保険は無配当型の保険ですので、配当金という形では契約者に還元されることがありません。

利率変動型とはいえ、固定期間が長いのは、変動するメリットを生かし切れているのかという疑問は残ります。

見直しのタイミングで高い利率になればよいのですが、それが確約できな以上、これはデメリットであると言えるでしょう。

まとめ

以上、この保険の特徴とメリットデメリットについてまとめてみました。

積立利率がずっと0.60%で固定されるのなら、低解約返戻金型とはいえ、受取率に大きなメリットはありません。

また、積立利率が変動型であっても、10年ごとの見直しであれば、もっと柔軟に対応する変額タイプの保険も検討してみることをおすすめします。

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